GSの思い出。③

モトラッド長野シティ

2020年12月28日 17:10


BMWモトラッド店に就職して、半年が過ぎようとしていた頃でした。
GSに乗って、ツーリングに出かけるとカッコいいなと思い始めていた矢先に。
入社した頃に磨いていた、R80G/Sの中古車が無くなっているのに気付きました。

セールス担当の先輩に、遠方のお客様に販売したと聞き、愕然としました。
いつでも買えると思っていたものが、いざ無くなるというのは残念なものです。
R100GSパリダカの先輩はセールス担当の方だったので、あえてR100GSパリダカより、さらにシンプルなR80G/Sの中古車を探して欲しいと相談をしました。

しかし、すでに新車の販売も無く、そもそも数の少ない車両でもあり、中古車の入庫は絶望的でした。
R100GSの中古車はたまにあったのですが、自分はやはりGSの原点のR80G/Sに乗ってみたかったのです。

そんなある日、「R80GS BASICの中古車が入ってくるよ」との朗報が入りました。

R80GS BASICは、96年に再生産された車種で、最初は日本国内に100台輸入され、さらに翌年から100台ほど欧米諸国用の在庫が輸入された、と先輩に教えてもらいました。
見た目はR80G/Sそっくりですが、ホイール、サスペンション等の足回りが豪華になっていたり、エンジンが再生産ゆえに、何と言うか、綺麗すぎるような気がしました。
まあ贅沢な見解ですが。。
それで、これを逃すと、いよいよ程度の良い800ccボクサーのGSには乗れないなと思い購入しました。

あえて1100ccのR1100GSや1000ccのR100GSを選ばず、800ccのR80GSを選んでみたのは、先輩にOHVボクサーエンジンの始まりがR75/5と言うモデルで、
排気量が750ccだったと教えてもらったことから、できるだけオリジナルのOHVボクサーに近い排気量のモデルに乗ってみたいなと思っていたからです。
R75/5(1969) とR80GS BASIC(1996) では、生産された年代が30年位違いますが、その違いにも興味があったのです。

そして憧れのR80GS BASICが中古車にて入荷しました!
早速、購入です!ぱっぱと整備を終わらせて、ホームコースのいつもの峠に行ってみると。。(続く)


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